
コンビニ会計と一般会計との違いは粗利益の違い?
世の中多くの業種が使用する一般会計とは、
この粗利益に契約毎のチャージ率を掛けて本部にチャージを支払う計算方法が一般会計です。
コンビニ会計の場合、粗利益が以下の式になります。
何が違うのか分かりづらいですよね。
私も加盟当初は意味が分かっていませんでした。
売れた分の原価にかぎり原価換算するため、廃棄額や棚卸し減の金額が膨れる程、本部に支払うチャージが増えるということです。
つまり、本部に支払うチャージは、一般会計<コンビニ会計になります。
なぜコンビニ会計を採用しているの?
個人的な見解ですが、コンビニで一般会計を採用すると、加盟店毎になんでもありの仕組みが成立してしまいます。
コンビニのFC契約は独立採算制なので、加盟店の裁量でいくらでも廃棄は出せます。
棚不足も容易に操作できますので、コンビニ会計の仕組みはオーナーの不正防止になっているのかもしれません。
個々の加盟店毎にチャージ金額を公平に支払ってもらう仕組みです。
理由があってコンビニ会計を採用しているのです。
コンビニ会計から脱するのは不可能だと考えて、儲け方を考えなくてはいけません。
利益を出すための重要な考え方
毎月コンビニ会計で出てくる店舗の損益計算書。
あれ?これしかお金残らないの?って思う方が多いと思います。
コンビニ会計で加盟店に残るお金は、冒頭で説明した粗利益から、各契約種別毎の割合で本部にチャージ、フィー、ロイヤルティー(以後チャージ)を引かれます。
結果、残った加盟店側の営業利益から、人件費や廃棄額の原価、水道光熱費や他諸経費を支払った結果の残金が、お金が加盟店の手元に残ります。
数ヶ月に一度発生する棚不足も、加盟店負担です。
色々と支払った後に残ったお金が利益になるため、出るお金の経費コントロールが非常に重要になってきます。
利益を出すためには、入るお金を増やし出るお金を減らすことが重要です。
利益を出すための具体的手段
コンビニ会計で利益を出すため、私が重視している鉄則は以下になります。
【入るお金を増やす】
【出るお金を減らす】
抑えるばかりに見えますが、極論、加盟店側でコントロールしやすいということです。
売上は、立地や駐車場の有無、周辺環境にもよりますし、何か施策を実行したところで、今日明日急激に伸びるわけではありません。
まずは前述した出るお金を減らす5つの項目に焦点を絞って、今のお店で更に抑えられる部分を探してみましょう。
その次に、売上を毎日1円でも上げていく方法を考えてみましょう。
コンビニ経営で利益を出すためのまとめ
冒頭でご説明したように、コンビニ会計でのFC契約は私達が何をしても変えられるものではありません。
現状の契約内容の土俵で、利益を出すための最善策を突き詰める必要があります。
重要なポイントなので最後にもう一度。
まずは以下項目で抑えらえるだけ抑えましょう。(売上が極端に低下しない程度に。)
その後、売上を上げる方法を考え実行しましょう。
日本のコンビニ経営に改革を!
最後までお読み頂きありがとうございました。